2024.03.26
高校2年生といっても英語力は千差万別です。当然ですよね。当塾に来る高校2年生は、「GMARCHはしっかりとした上で、私立はワンチャン早稲田」だったり、「まだ勉強は始めてないけど、明治や青山を目指す」だったりします。国立は千葉大学志望が数年、続いています。県内のトップ校ではないけど、「準トップ高校」の生徒が多い印象です。
そのタイプの高校2年生が受験勉強を始めるにあたり何を勉強した方がいいかを紹介します。
1.語順の把握
これは、「文型」と似ていますが、私の発想は少し異なります。学校の教科書では、SVOC(M)で教えますし、それは正しいのですが、集中していないとSVOとSVCの段階で理解が疎かになります。だからつぎの流れで覚えます。
ちなみに、これが分からないと不定詞や関係詞につながりません。不定詞や関係詞が分かると英文は読みやすくなります。
2.基本英文の暗唱
「やり直し英語」で失敗する人は、細かすぎる英文法から学ぼうとする傾向があります。たとえば現在完了であれば、「現在のhaveは、○○という状況を持っているという意味の助動詞であり、完了・経験・継続のどれで使っているかを相手に伝えるために副詞がある」という基本が身につく前に、「アメリカでは少し前に完了したばかりのことに過去時制を使うことが多い」だとか、「副詞節の現在完了は未来完了である」「現在完了進行形の2つの用法」という「高度な英文」に入ろうとします。基本が身につく=基本英文の暗唱と割り切って暗唱するといいです。ちなみに、基本英文の暗唱におすすめなのは、次の2冊。
3.長文読解と音読
何を選ぶかが極めて難しい。自分にあったものを探せばいいのですが、「自分に合ったもの」を探すことが難しい。単語レベル、文法構成、音読できるか、音声ファイルがついているかなど難しいですよね。ただ、これをなんとかみつけて、音読は1長文につき30回以上行いましょう。物語的な文であれば目の前に人をイメージしてその人に伝えるように、論説的であればアナウンサーになったつもりで、相手に伝えるのがコツです。
ちなみに、当塾では単語選びをしっかりとした上で、chatGPTを使ってオリジナル英文を作り始めました。優秀なチューター(卒業生の学生スタッフ)がこれを作っています。長文は版権の問題が難しいのですよね。ネットから拾ってきてもダメだし、大学入試であれば2次利用が認められていないケースがあるし。大手さんでは、ようやうイグザムでの問題作りを止めたところもあるみたいだけど、著作権・版権の理解が低いことは、教育を仕事とする上で私は大切にしたいところです。
これらが、英語的基礎体力作りです。この「基礎体力」をつけた上で、ようやく英語学習に繋がるのですが、その「学習マップ」を作り始めました。完成したら公開します。
2024.03.14
新高校1年生は次の3講座を開講します。昨年度はほぼ退塾者もなく、生徒の学習が継続していくのが特徴のクラスです。
≪総合英語SS≫
≪総合英語S≫
≪数学ⅠA≫
【体験授業のご案内】
お問い合わせ・お申し込みは、当塾のLINEか043(306)9241までどうぞ!ちなみに、LINEにご登録いただくと、Youtubeの更新のお知らせ・たまに私のコラムが届きます。
2024.02.25
単語を覚えることは難儀なことです。簡単に覚えられて、決して忘れず、長文を読んでいるときに頭に出てくるように覚えられないかと誰しも考えます。
しかし、そんな都合のいい覚え方はありません。
そこで、今度は「科学的に」覚えようとします。忘却曲線を意識して、翌日・4日後・10日後などに復習をすることで、効率的に覚えられる! だから、アプリを使ってとか、栞を使って覚える日程をコントロールするぞ!とトライします。私も実際にトライしたし、生徒にも伝えてきました。
しかし、それができる人は、そもそも単語をどうやって覚えようかなんて考えません。絵に描いた餅です。
結局は昔ながらの方法がいちばん効率的なんですよね。
世の中には、簡単に単語を覚えられる人がいるのでしょう。でも、圧倒的多数の人は単語を覚えることはストレスで、簡単ではありません。だから、「書いて発音してまず覚える」→「音声にして繰り返す、ただし細切りの時間」を何度も繰り返す。
これが当塾で使っている単語帳です。「分からない単語」だけでなく、「不安な単語」も書かせています。