塾長ブログ

2018.02.19

「テスト対策」は有益?有害?

「定期テスト対策」を希望されることも多い。

大手学習塾の元社長さんから、
「過去の定期テストをコピーして、それを提供するといいよ」というアドバイスを受けました。
そして、実際にコピーして次学年にその話を伝えると、
「定期テストのコピーを下さい!」と頼まれることが多くありました。
やはり、ニーズがあるということでしょうか。

ところで、
どうして生徒は定期テストのコピーが欲しがるのでしょうか?
入試に比べれば、定期テストの範囲はとても狭く、
出題者=授業者なのですから、入試のような「過去問対策」なんて必要ないはずです。

同じ問題が出たら、労せずして点数を取れるからでしょう。

この「過去問を渡すこと」というのがとてもやっかいです。
過去問を渡したら、学習内容を理解するのではなく、解答を覚えるでしょう。
これでは、学力はつきません。

もし同じような問題が出題されれば、点数は上がるけど、
実力をつけなくても点数が取れる体験を生徒がしてしまう。
そして、違う問題が出題されれば、
学力もつかない「学習」で終わってしまう。

つまり、定期テストの過去問を生徒に渡しても、
生徒にとってよいことなんて全くない。

定期テスト対策とは、
2~3ヶ月間に学習した内容を復習する機会=自学の機会を与えることです。
日常で学習してこなかった生徒が、
直前に2~3時間ほど授業を受けても意味はありません。

もちろんですが、
コピーをした以前の定期テストは、全て廃棄しました。

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