塾長ブログ

2018.08.13

中堅の生徒を伸ばすコツ②

田中先生(@TNK_KNCH)の高校英語の初級レベルの高校生に対する愛情は強いものを感じます。自分自身も、英語力を5段階に分けたときに、D~Cの生徒にどのようにアプローチするかを考えていたので、少し長くなりますが、ベストだと今の段階で思われる方法を隠さずに書いていきます。

「今のままじゃマズい」と思って生徒は学校の先生や、学習塾にきます。これはすごいと思うんですよね。「苦手なものを克服しよう」と、今まで彼らを傷つけてきた英語を乗り越えようとするのですから、その決意は大切だと思います。だからこそ、最初に大切なことは次のこと。

  • 決意を大切にして、覚悟を確認する

次に、「なるほど!」という体験を提供します。「アハ体験」というか、「自分にも分かった!」というか、その覚悟に報いる仕事をします。「自分にもできるんじゃないの?」と思ってもらえるようなサポートをします。確かに、「入り口」でベストな学習的要素は文法だったり、単語だったりするでしょう。でも、私は長文がいちばんいいと思っています。全文を訳したり、細かい構文をとったり、なんて必要ありません。「あ!こんな風に勉強したら、英語が分かるようになった!」というのが、「なるほど!」という体験です。最初はリスニングで、「げ、この英文、ぜんぜん分からん」という長文で、それが授業の最後に同じ条件でリスニングをしたら、「あ!こういうことだったのか」と思わせる。最初と最後の理解の落差は大きければ、大きいほどいい。最初のリスニングで分からなくても、生徒はその授業は逃げません。だから、最初の授業はいちばん大切になります。その授業で必要なことは次の通り。

  • 細かく説明しすぎないこと
  • 音読を行う
  • オーバーラッピングを忘れずに
  • リード&ルックアップ

シャドウイングをこよなく愛する人もいますが、シャドウイングと英語学習との関係を考えれば、私はあまり重要視しません。せいぜい、お遊び程度でいいんですよね。この経験をさせることで、「これなら、自分にもできる。英語が分かるようになるんじゃないか」と思うようになります。ということで、2番目に必要なことはこちら。

  • 授業終了後に、「できた!」と感じさせる。

ここまでは、生徒の様子をみながら授業を進めなければなりません。「ここで引っかかっているな」と思えば厚く、「順調にいっている」と思えばしつこくなく、ということが必要です。私がずっといいたいことは、映像授業(これを「授業」と呼ぶことには私は大いに抵抗がある)は一方通行なので、D~C(あるいはBも?)の生徒が見たって、たいして役に立たないと思っていますし、これからも思うでしょう。一方通行のコミュニケーションは、相手にそれを受信する能力がなければ、無理だと私は思っています。もしDVD視聴で映像授業で英語が分かるようになる教授方法があるならば、全国の生徒はもっと英語力が上がっているでしょう。

話題を元に戻します。

この「できた!」という感覚を持てるようになってから、文法なり、単語にようやく入れます。英語学習のドアが開かない限り、文法や単語を学ぼうという意欲が生まれるはずありません。

ここまで到達すれば、あとはそのままで英語を学ぶわけではありません。目に見える「成果」が必要です。模試?いやいや、あまり模試はないでしょう。大人の事情で、ここでは書けないのですが、もし知りたければ、ご連絡下さい。可能なのは、学校か小規模の学習塾かな。(フリーメールで、名前も職業も名乗らない人からたまーに連絡をいただきますが、例外なく削除しています) ちなみに「成果」は、山口県での研究会で学んだことをそのまま使っています。

  • 生徒が、自分の英語力が伸びている実感を持たせる

ここまでくれば、「10題ドリル」「短文1900」学習のスピードアップが可能です。

  • 人間は理性で動くのではなく、感情で動く

これは、英語学習でもそのまま当てはまります。

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