Chief blog塾長ブログ

2019.08.19

大学入試に必要な英文法(の前に)

自分なりにはずっとやってみたかった講座だった『英文法基礎講座』も本日で終了。休むこともなく、20日間を乗り切ってくれたことをお互いに感謝したいものです。

『英文法基礎講座』といっても、参加してくれた生徒の通う高校は中堅~やや上位校です。高校の偏差値でいうと、55-60(高校入試で350-400点弱)なので、今回の講座が成功しそうだということも隠してはいけない事実です。偏差値50を切ってしまうと、それなりに違うサポートが必要になりますし、20日間で全てを終わらせることは不可能です。そのようなタイプの学校で15年間、働いてきたので、中堅~上位の生徒の吸収力には驚きました。(また、日頃の持田哲郎先生の授業にも現役生は全員が参加しています)

受験で、いちばん取り残されてしまう層は、高校の偏差値が55-60でしょう。特に公立高校。そして、この層は受験界では取り残されてしまう可能性が高いのではないかな? 学校自体も受験の雰囲気があるわけでもないし、大手予備校に行っても細かく見てくれるわけでもないし、個別では指導し切れてもらえない。その上、受験モードに入るのが高校3年生になってからで、かつ、高校での学習も「ぬるい」となると、何からやればいいのか、本人たちも分からなくなってしまいます。そこで、「基礎英文法を」となります。

ところが、提供される「基礎英文法」は彼らにとっては「基礎」ではなく、「応用」になっています。(出だしのみ「基礎」だけど、ジャンプしすぎだし、生徒がつっかえるところが分かっていない) 単語も覚えようとしつつ、文法もよく分からず、偏差値40-45を行ったり来たりする。フィーリングで長文を解こうとし、並べ替え問題では時間を使いすぎ、リスニングでは点数にばらつきが出てくる。

 

この問題意識は英語の先生方なら共有してもらえると思います。

 

その一方で、共有してくれる先生方の指導にも私は問題がある人が少なくないと思う。

そもそも論ですが、大学に合格するために英語を勉強している生徒がほとんどです。それを「けしからん」といっても、何も始まりません。「英語というのは」から始まっても、相手の心に響かなければ、缶切りのない缶詰と同じです。「あ!これ、分かった!」と思わせなければならないのですが、英語の先生方の見えている風景と、英語に苦しんでいて、大学入試がとてつもなく高い山である中高生の見えている風景とでは違うので、まずはそれに気づきましょう。(って、エラそうな言い方だけど、事実だからね)

英語的な正しさよりも、生徒が「分かった」と思えた方が、生徒の学力(やる気や勉強時間などその他諸々)は高くなるんです。(あくまでも高校レベルが中堅~やや上位の典型的な生徒のことです)

 

ちょっと話しがそれてしまったけど、『10題ドリル』を使えない高校生をどうやって、そのレベルにつないでいくかは、たとえウソがあったとしても、「取っつきやすさ」を優先させてもいいのではないかと私は思っています。

詳しくはまた次回にでも。

コメント

鈴木 薫: 2019/08/19

3月に退職してから、以前途中で終わっていたアラビア語と突然興味を持ったスペイン語を始めました。そこで実感したことは、何度繰り返しモデルを聞いても口に出して言えないフレーズがあること。また文法の説明を何度聞いても読んでも理解に時間がかかる事。説明の途中であれ?と思う事があると先生に置いていかれる事。テレビ番組の録画とCDを使っての学習なのにです。そして私は興味があって勉強しているのにです。私が取り残してきてしまった多くの生徒さんたちの気持ちが少しわかり、後悔しています。わかったという喜びを育てられなかったことも後悔しています。やり直したらできるわけでもないのがわかるので、今、奮闘なさっている先生たちに(悩みながら)英語の(ことばの)面白さを教えていただきたいと思います。

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