Chief blog塾長ブログ

2022.09.18

『定期考査対策』をしない理由2

「定期考査対策」の弊害と思われるものを書いていきます。

もし、確実に点数が取れる「定期考査対策」があったとしたら、多くの中学生が受講したいと思うでしょうね。直前の1週間程度でいい点数が取れるのであれば、確かに魅力的です。
しかし、もしそういう『対策』があったとしたら、日頃の勉強をしなくなりませんか? 日頃の学習量はあまり多くなく、試験の直前だけ「対策」をして点数をとり、帳尻を合わせるような学習で、本当に学力がつくと思う人がいるでしょうか。もっというと、それで点数を取った子どもが、社会で働くときに生産的に労働ができるとは私には思えません。

そんな小手先の勉強をありがたがっても、学力はつきません。だから高校生になったときに、急に英語が分からなくなるという問題が起きてしまいます。「基本」とは教えられることで身につくことではなく、自分で試行錯誤を繰り返しながら身につけていくものです。これは実際に働くようになると、その重要性に気づくことは多くの保護者の方は理解して下さるのではないでしょうか。

「いちばんの定期テスト対策は日常の学習」だと私は思います。勉強する空間、分からないときに質問に答えてくれる講師(チューター)、学習すべきことを相談してくれる講師がいることが、いちばんの定期テストだけでなく、高校入試や大学入試のいちばんの「対策」です。だから、Sアカデミーは自習室にこだわっています。