Chief blog塾長ブログ

2023.02.27

高校受験は通過点。最後まで走り続けたことは誇りです。

高校受験も合否の発表を待つだけになりました。毎年感じることですが、本当に最後まで勉強を続けられた中学3年生に心から敬意を表します。人生は、頑張ったから成果が現れるわけではなく、努力は成功する可能性が高くするだけです。当然ながら、いくら努力しても失敗することもありますし、たいした努力もなしに成功することもあります。だから、結果に一喜一憂することなく、最後まで走り続けたことを誇りに持ってもらいたいものです。

人間万事塞翁が馬。その結果が希望通りでなくてもそれで人生が詰むわけでもないし、うまくいったからといって幸せになれるものでもありません。人生の天気は変わりやすく、何がどう変わるかなんてだれにも分かりません。

次は大学受験。高校受験は通過点にすぎません。一休みして、また学ぶときが始まります。

保護者の方も分かっていると思うんですよね。高校受験で子どもの人生の幸不幸が決まるわけではないし、出身大学で決まるわけでもない。誰もがうらやむ大企業に勤めたから人生が充実すると限らないし、社会的地位が幸せと一致することではないということを、大人は分かっています。中学生の皆さんには実感しにくいことでしょうが、人生とは単純なものではありません。

いちばんの幸せは、「自分は生きてきて良かったな」と年を重ねたときに思えるときです。死ぬ間際にそう思えたら最高ですよね。だからこそ、何かを最後までやり続けることは人生を充実させるので尊いことです。