2020.12.07
学力が伸びる条件は、「基礎力」と「自習量(学習量)」だなぁとつくづく思います。これは中学生も高校生も共通しています。
これは青い鳥みたいなものです。常識を超えるような「効率的な学習方法」は存在しません。もし存在するなら、どこかの中学・高校で、とんでもない成績上昇や学力アップの報告があるでしょうね。
地道な作業になってしまいますが、とにかく基礎を大切にし、自学量を増やし、演習を行うことしか学力アップはありません。
Sアカデミーは、基礎を大切にします。来年度は、高校生の英語と数学の口座数を増やして、生徒の学力アップをサポートしていきます!
体験授業のお申し込みは
043(306)9241
まで、お気軽にどうぞ!
2020.10.26
高校、学習塾とふたつの異なる「教育業界」で働いていて、感じることがあります。
大人が思っている以上に、多くの情報を得ています。もちろん、進路を決めるにあたって、大人から見ると進路の見方が浅いことも少なくありません。しかし、必死に自分にとっての「最適解」を見つけようとしています。
この時期になると、高校に勤務していたときの面談を思い出します。彼女は成績もとてもよく、農家を営んでいた保護者は「薬剤師になって欲しい」という希望がありました。そして、彼女自身も「薬学部に行きたい」という希望が高校2年生まではありました。しかし、高校3年生になって「音楽の道(トロンボーン)に進みたい」と考え、音大を希望します。「安定した仕事に」という、農業に携わってきたお父さん・お母さんの気持ちも、そして現実も見て、じっくりと考えての決断でした。薬学部の指定校推薦が取れる成績だったのですが、彼女は私立の音大に進み、現在はとあるオーケストラに所属し、活動を進めています。
もちろん、自分で決めるといっても、大人としての判断で許していけないこともあります。自分の可能性を広げるためのアドバイスも必要でしょう。しかし、自分の人生は自分のものであり、その決断は生徒が自分でするべきものです。大人の役割は、生徒のサポーターなのですから。
2020.09.17
ノウハウを学ぶために、今週から書画カメラを購入し、チューター同士で実験しています。オンライン授業の時もそうだったのですが、やって初めて分かることが多いですね。書画カメラは講師にだけあればいいのか、写す文字はどのくらいまでが相手に伝わるのか、タブレットで見ると字の大きさはどうか、スマホでは見られるのか、書画カメラとPC(タブレット)はつなげられるのかなど、ひとつひとつ課題を確認します。
講師採用はどうするか。オンライン家庭教師だと「密室性」が高いので、そのリスクをどのようにコントロールしていくか。うーん。最初は、千葉大学医学部・薬学部の信頼できる学生に頼めますけど、広がったら講師採用をどうするか。
授業料はクレジット決済にするのか、そのシステムの構築は金子さんの会社にお願いしますが、まずは運用上のノウハウを得ていきます。
全ての講師が、国公立医学部・薬学部生というオンライン家庭教師を年内には始めたいな。
2020.08.07
4月から撮影を始めた動画の公開ができるようになりました。いろいろと試行錯誤を通じて完成したことを、数学の授業の撮影に協力してくれた千葉大学医学部の学生さんに心から感謝します。
元々、私は動画の授業には否定的です。教育は対面が基本という気持ちは今でも変わりません。しかし、地理的・経済的などの事情で対面授業が受けられないケースがあるならば、次善の策として授業動画が必要だと思っています。
日本の国力の基礎は教育です。コロナ禍の中で授業が受けられない国家的な損失は膨大なものです。また、不登校の生徒にとっても学習ができないことも大きな問題です。蟷螂の斧という自覚を持ちつつ、良質な授業動画を通じて、日本の教育に貢献したいという思いが根底にありました。
動画授業は学習者が継続できるかがいちばんの課題です。NHKのラジオ講座の受講人数はが4・5月は多くて、それから減っていくというのと同じアレです。そのため、
ということを目指しました。Sアカデミーとしてのプライドです。
いろいろな授業動画が世にありますが、次の3つの課題があると思われます。
これを次のように解決しました
授業の講師は、千葉大学医学部生(Sアカデミー講師)です。センター試験で820点以上取った彼らがどのように中学数学を理解してきたかが分かるようになっているので、「数学はある程度分かる」という中学生にも役に立つ内容になっています。
YouTubeに「高校受験 数学チャンネル」を作り、動画をアップロードしていますが、1日50本までしか投稿できないため、全動画をアップロードするのは、来週末になります。まず、中学1年生の第4章まではアップロードが完了したので、ご覧下さい。
チャンネル登録をお願いします!
2020.07.30
国語の作文や数学の証明問題、英作文など記述問題の採点基準はブラックボックスのように思われるかもしれません。確かに、自己採点と開示請求した点数が異なると、「???」となり、「やっぱり記述だよ」と思うこともありますよね。その気持ち、とてもよく分かります。
しかし、採点基準はとても明確です。
各学校でこの基準は異なるものの、明確に基準は決められます。だから、不公平は100%ありません。
ただ、その学校の独自の採点基準でいいので、とても甘く採点することもあれば、かなり厳格に採点する学校もあります。前者は入りやすい高校、後者は難関校に多いかな。英作文でも、かなり細かく採点基準を作る学校も経験しましたし、満点か0点かという学校もありました。
いちばん採点基準が曖昧なのは、面接ですね。昔は、ほとんどの学校でABCという評価で、参考にするだけだったのですが、今は全て点数化されています。この基準は明確なものを作ること自体が不可能です。
その面接の練習はどうすればいいのか、どうすれば高い評価を取ることができるか、ということは塾生のみに教えます。
2020.07.15
医学部の不正合否判定の報道がなされたときに、私は信じられませんでした。「あれだけガチガチの入試判定システムなんだから、ミスはあったとしても不正は無理だよ」と本気で思っていたほど、公立高校入試には「恣意的な判定」は不可能です。
千葉県は情報公開も進んでいます。たとえばこちらのページです。
ここには、入試のほぼ全ての情報が公開されています。受験者の得点分布も載っており、英語に苦しんでいる中学生がどれほど多いことか分かると思います。標準偏差も24.5(前期)だしね。それに、結果の説明までしてくれています。
また、「問題の内容及び正答率・無答率」も、前期後期、全教科で公表されています。この資料によると、数学(前期)の最後の問題(「空間図形(円錐・円柱の体積)」)は、正解率が6.9%、無答率(白紙)が48.8%ということが分かります。難問だったということです。
この「問題の内容及び正答率・無答率」というのは、全ての解答用紙をチェックするわけではなく、その年の西暦の末尾と同じ答案(たとえば、2021年なら、末尾「1」)を取り出し、結果を各学校でまとめます。この取り出された答案を「抽出答案」といいます。ひとり2~3枚程度の答案を見て、教科主任が「大問1(1)で正解」というと、先生方が指で「1」「2」「3」というように示し、それを主任が数え、その結果を県教育委員会に報告します。そして、県教育委員会がまとめ、「結果」として公表します。
この「抽出答案」の結果をまとめているときに、採点が間違っていたらどうなるか。
全ての採点をもう一度、行うことになります。
何度も繰り返しますが、公立高校入試には不正行為が行われることは100%ありません。(「部活動推薦」というグレーな仕組みが一時期ありましたが、現在は全てが点数化されています。)
2020.07.14
入試の「裏側」といっても、公立高校の入試には100%不正はありません。おそらく、自己採点では不合格だと思われたのに合格だったとか、合格だと思われたのに不合格だ、という毛池館が、「ボーダーラインは『総合的判断』となっているのでは?」と疑心暗鬼を生じさせるのでしょう。
何度でもいいますが、点数が逆転するような『総合的判断』は100%ありません。
採点も、2回行われますし、「大問8」のように1枚の答案をいくつかに分けるので、間違えるリスクは極めて低い。しかも、抽出答案(これは次回に話します)にミスがあれば、全ての答案を採点し直さなければならないのです。
現在の入試は、面接にいたるまで全て点数化されます。そして、点数の上位から合格者が決まっていきます。
ボーダーラインというのは、同点の場合のケースのみです。401点までは全員合格で、残り3名、400点に5名いる、というケースでさえ、『総合的判断』にならないことが多いようです。そのような時には「調査書点(内申点)が高い人を優先」「学力検査(受験)の点数が高い人を優先」と各校で決まっています。つまり、恣意的な判断が入り込む隙はないのです。
2020.07.04
Sアカデミーの講師室は楽しい話題が飛び交います。皆さん、「知的オタク」の要素があるので、歴史から社会問題、心理学、天体・宇宙、鉄道など全てのジャンルで深い話を聞くことができます。
「だったら、それを講座にしてみようか!」ということで、「お母さんのための○○講座」を始めることにしました。
第1回は『受験世界史の極意は「理解」にあり!」ということで、「ロシアがクリミアにこだわる真の理由」についての講座を行います。
2020.05.29
これから、おそらくweb授業が増えていくのではないかと思います。実際、私も拙著『短文で覚える英単語1900』の解説動画を作成中です。(150番まで完成しました!)
中学3年生になって、「よし、受験勉強を始めよう!」と思ったときに、「何から始めればいいんだろうか」という相談を受けます。
それは間違いなく語順です。
大切なことなので、もう一度書きます。
語順から学ぶことが必要です。
細かいことはすべて省き、語順をすぐに理解できるビデオを作りました。
どうか、受験勉強を始める前にご覧ください。
2020.05.19
6月から英語を勉強しましょう! 緊急事態宣言も解除されるようなので、そろそろ、勉強をしましょう!
Sアカデミーでは次のような高校1・2年生の講座を用意しています。
【高校1年生】
【高校2年生】
<総合英語SS>
<総合英語S>
どちらの講座が自分に合うか不安だ、という人は両方、体験することも可能です。
この2講座以外にも、「国語総合」「数学(基礎・応用)」もあります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さい。043(306)9241