Chief blog塾長ブログ

2022.02.25

進学校の生徒はプライドを捨て、基礎を学ぼう

国公立大学の初日。Sアカデミーは国公立大学に11名が受験しており、明日も受験をする生徒がいます。結果が出てから【えらそうなこと】を書こうと思っていたのですが、前期の初日が終わった今日、書くことにします。

まだ結果が出ていない人もいるでしょうが、中にはもうすでに来年の受験が決まっている人もいるでしょう。

私は高校の教員時代18年間(20年中)の担任をしてきました。退学率が20%を超える学校から、それなりの進学校まで勤務しましたが、どんなクラスでも「まとめてきた」という自負はあります。それは今の仕事にも生きており、会社の社長として会社もまとめています。弊社の主体である千葉市の資源物回収ではトラックが10台以上稼働していますが、事故も少なく、退職者もきわめて少ないことは私の誇りです。また学習塾部門のSアカデミーの既卒生が、3年連続完走率100%であることは、担任としての「クラス作り」できたことも大きな要因だと自負しています。

今年は「スーパー進学校」「進学校」の生徒も来ていました。彼らの勉強を見ていて感じたことです。

  • 自分たちの高校のプライドを捨てろ!

 

自分たちは○○高校であるという意識を捨てましょう。「(○○高校の生徒だから)ここは分かっているよね」といわれて、分かっていないのに、分かったふりをするのはやめましょう。それでは成績が伸びません。「そんな塾・予備校は滅びてしまえ」という憤りすら私は感じます。「○○高校に通っていること」と「基礎が分かっていること」との間には、合理的な関連性はありません。

  • 大手予備校に通う自分に満足するな

 

知名度が高いだけで安心感があることは分かります。ただ、大手予備校だからといって皆さんの成績を保証するものではありませんし、先生との距離があることはあまりプラスにならないと私は思います。「合格者数」に惑わされないこと。「特待生が作った数字」は皆さんに当てはまるわけではありません。

  • 英数は中学校から始めろ!

 

英語の基礎は中学英語です。ここからはじめましょう。たとえば、to不定詞の名詞的用法を「~ということ」と理解するだけでは不十分です。ただ、単なことを学習すれば基礎が身につくわけではありません

  • 「苦手教科から始めて、得意教科は後回し」という学習方法はやめろ!

「英語は得意だから、不得意な日本史から始め、英語は後回しにする」という受験生が少なからずいます。これはやめましょう。こういう学習方法では、後回しにした教科・科目が分からなくなります。時間配分は大切ですが、毎日、勉強をしましょう。

 

何がきっかけで成績が伸びるか分かりませんが、学習を継続しない限り「きっかけ」はやってきません。これから高校3年生になる皆さん、残念ながら1年間の学習をする皆さん、若い1年間を有意義に使えるような学習ができることを、心より祈っています。