Chief blog塾長ブログ

2019.11.19

「教育の成果はいつ出るかわからない」

ここ数ヶ月、引っかかっていたことがあります。

  • 学校の先生は、「教育の成果はいつ出るかわからない」「将来に役立つこともある」というけど、そのエビデンスはないでしょ?

3月にいわれました。

なるほど。今になって思い返すと、物事を合理的に考える先生方もこんなことを言っていたなぁと。

「勉強をする生徒」は、目標が明確だったり、実際に行動ができるほど、自分の心の中に何か動くものがあったりする傾向があります。先生方は、勉強を教えることが仕事ですから、見つめる方向が同じになります。「こうすれば勉強はわかるようになる」「こう解けばいい」「このように考えればいい」。サンテグジュペリではありませんが、同じ方向を見つめていれば、共通の言葉は見つかります。

その一方で、「勉強をしない生徒」は、目標が明確(この表現もあまり好きじゃないけど)でなかったり、心の動きと行動とにすれちがいがあったするので、表面的には、怠けているように見えてしまう。教えたい人が、教わりたくないと(表面的には見える)人に対して、何かを教え続けようとすることは、無力感の連続です。そのため、何を教えるか、何を目標とするかを現状に合わせていかなければなりません。生徒の心の動きが行動に結びつくことを待たなければならず、先生にとっては「行動の成果」がわかりにくいので、どこかで自分の心を納得させなければ行けません。

だから、「教育の成果はいつ出るかわからない」ということばがあるのかなぁ、と。

「共感できる」「待てる」が学校だろうが、塾予備校だろうが、ひとり一人の生徒をイメージできる先生方には必要な資質だと思います。外科医が器用でなければいけないのと同じ資質かな。そして、そういう先生だけが「成果はいつ出るかわからない」という言葉に対して、説得力を与えるのでしょうね。