Chief blog塾長ブログ

2020.04.18

対面授業からビデオ配信まで

Zoomを使ったオンライン授業も併用し、2週間が経ちました。弊塾のように小規模ですので、nは極めて少数ですが、皮膚感覚で感じたことです。学習効果が高いと私が思う順に紹介します。

  1. 対面授業
    やはり授業は対面式がいちばん伸びます。それは「緊張感」「人間関係が生み出すモチベーション」がいちばんの原因なのかな。「勉強する場所で学ぶ」という緊張感、その場にいる「同級生」「先生」との人間関係がモチベーションに寄与し、「学ぶ」という雰囲気ができあがってきます。
  2. オンライン授業
    これは、授業者と学習者が同じ時間を共有できるメリットがあります。確かに、質問のしやすさを考えれば、対面よりは不十分ではありますが、疑問を尋ねることがその場でできることは大きなアドバンテージです。このオンライン授業を効果的に使うためには、「生徒と講師との人間関係」が必須かな。講師は、生徒を知っているからこそ、画面の向こう側にいる生徒の学力を意識しながら授業ができるし、生徒は親しみを感じている先生が授業を行うことでモチベーションアップにつながります。
  3. ビデオ配信(時間限定)
    「いつでも読めると思っていると、永遠に読まない」という大人にとっての読書と同じことが、ビデオ配信による授業です。それを解決するために、「数学は10時~10時50分」というような、時間的な制約を持たせる必要があります。確かに不便かもしれないけど、「この時間帯に見なければならない」というのは、学習リズムにもつながります。学習に必要な「習慣化」にも役に立ちます。
  4. ビデオ配信(いつでも見られる)
    これが成立するのは、「短期間」ないしは、「強い意志がある生徒」だけかなぁと感じています。現在、大手予備校は休校しており、その期間はビデオ配信での学習を促しています。4月中旬~5月初旬までという短期間ならなんとかやれるかもしれませんが、これが1ヶ月、2ヶ月となると緊張感とモチベーションを維持するのは難しくなると思います。