Chief blog塾長ブログ

2020.07.14

千葉県公立高校入試の裏側1(ボーダーラインの判定は?)

入試の「裏側」といっても、公立高校の入試には100%不正はありません。おそらく、自己採点では不合格だと思われたのに合格だったとか、合格だと思われたのに不合格だ、という毛池館が、「ボーダーラインは『総合的判断』となっているのでは?」と疑心暗鬼を生じさせるのでしょう。

何度でもいいますが、点数が逆転するような『総合的判断』は100%ありません。

採点も、2回行われますし、「大問8」のように1枚の答案をいくつかに分けるので、間違えるリスクは極めて低い。しかも、抽出答案(これは次回に話します)にミスがあれば、全ての答案を採点し直さなければならないのです。

現在の入試は、面接にいたるまで全て点数化されます。そして、点数の上位から合格者が決まっていきます。

ボーダーラインというのは、同点の場合のケースのみです。401点までは全員合格で、残り3名、400点に5名いる、というケースでさえ、『総合的判断』にならないことが多いようです。そのような時には「調査書点(内申点)が高い人を優先」「学力検査(受験)の点数が高い人を優先」と各校で決まっています。つまり、恣意的な判断が入り込む隙はないのです。