Chief blog塾長ブログ

2023.10.31

千葉大学飛び級入学2名の雑談会

人生はいつ何が起こるか分からない、とはよくいわれることです。「人間万事塞翁が馬」ではありませんが、いいと思ったことが悪い結果を引き起こしたり、悪いことがよいことに転じたりと、将来は誰にも予想できません。学校や就職にしても同じで、第一志望に合格(入社)したから幸せになるかといえばそうとは限らないし、第二志望以下だったからといって暗黒化といえばそうでもありません。

先日、当塾で数学ⅠAを教えている松尾さんの同級生だった佐藤さんがお見えになったので、「せっかくだから」ということで、受験間近の中学3年生に「雑談会」をしてもらいました。松尾さんと佐藤さんについては、次の記事をご覧下さい。(おふたりは日本初の千葉大学飛び級入学生)

かなり踏み込んだところまで話を話してくれました。

松尾さんが、千葉大学工学部に入ってから、現在の福祉の仕事(彼は現場のひとりとして福祉の仕事に携わっています)に就くようになったか。佐藤さんが、工学部からトレーラーの運転手になったか。松尾さんは誘われて「面白そうだな」と思ったところに飛び込み、佐藤さんは人生の思いがけなかった部分が繋がっていくことに面白みを感じています。おふたりは、敷かれたレールではなく、人生を主体的に生き、自分の力を社会に還元させています。だから、話に厚みがあり、引きつける。とにかく面白い。

中学3年生は試験前だったこともあり、たった30分のシナリオのない『雑談会』でしたが、最後に佐藤さんが「塾や高校に行けることを親に感謝する」と話していました。どこの親も気軽に学校や塾の授業料を出せるわけではありません。高いお金を出してくれている保護者に感謝しつつ、勉強を続けていこうと話し、会は終わりました。

当塾では一部教科の講師を募集していますが、有名である必要もなければ、大手にいる必要もありません。(もちろん、学力は必要) 子どもの成長を願い、学びに対して謙虚である講師を探しています。(自己顕示欲が強い人は当塾にはあいません。) 弊社は学習塾中心の会社ではないので、「生徒数がー」という大手塾のようなノルマがあるわけではないので、「成績さえ上げればいい」という講師も必要ありません。日本の将来を担う子どもの成長を願うからこそ、学力をアップしたい、妥協せずに学ばせたい、学ぶことのモチベーションを大切にしたいという講師と出会いたいのです。

松尾さんと佐藤さん、おふたりとその後は食事会へ。ここで佐藤さんのパワーを知ることになり、そして来年度の話も少しできたことがよかったかな。Sアカデミーは「味のある講師」の集団になり、子どもたちが学力だけでなく、人間としても成長できる学習塾としてさらにパワーアップしそうです。