Chief blog塾長ブログ

2022.06.06

中学生の英語の成績の伸ばし方

自分のことをPRすることが得意ではないのであまり書いてこなかったですが、思い切って書いてみます。

Sアカデミーは、千葉県内の中学生用のテストを受けると、英語の平均点は県平均よりも20点以上も高く、昨年度は最大で25点以上でした。おそらく地元の中学生が試験もなく当塾へ入ってくる中で、生徒たちがよく勉強しているからですが、その勉強方法に少しは自分のスキルが役に立っていると自負しています。すべては書き切れませんが、授業の方法というか、「学習塾的英語の勉強方法」について少し書いてみます。

中学生用の塾で行われる「定期テスト対策」。前年や前々年の試験をコピーして渡したり、普段使用しているテキストとは別種類のテキストをコピーして渡したりするところが一般的でしょう。これでは英語の実力が上がるとは思えません。もちろん、その生徒の「地頭」によってはどんな勉強をしても力がつくかもしれませんが、本来であれば到達できる高みには到達していない可能性が高いのです。

学校の授業についても、インタビューをします。もちろん、生徒から教えてもらう授業の様子は断片的な情報ですが、その断片的な情報で、学校ではどのような授業が行われているかをイメージしていきます。学校のプリントを見せてもらうこともあります。授業では英語力をつけるパターンプラクティスは行われているか、音読はどのくらい行われているかなどは必ず確認します。

 

このように、それぞれの学校での学びを確認しながら、当塾での授業は、学校の「不足」を補うようにします。

音読が足りないなと思えば音読をしますし、パターンプラクティスが足りないならパターンプラクティスを入れます。語順のイメージができていなければ、そのサポートをします。中学校は学校では英語の授業を週4時間は行っているのですから、時間的に少ない塾の授業で学校と同じことはできません。あくまでも、メインは学校の授業、私の授業はそのサポートに過ぎません。

私も専門家の端くれですから、シャドウイングはほぼ行いません。その代わり、リード&ルックアップは多く行いますし、スロースピードでのオーバーラッピングも行います。(ナチュラル(っぽい)スピードでのオーバーラッピングは発音が乱れるというか、いい加減になるので、お勧めできません。) 英語の語順を意識するためには、「語順シート」に英語を書かせます。無理に発話はさせませんが、語順シートを使った英作文(条件英作文的な・・・)は行います。

また、長文の勉強では、必ず音読を入れますし、音源も用意します(今はいろいろなアプリがあるので、音源も作れますし)。自分たちで日本語にさせることで分からない部分を意識化させ、解説をしてから、サイトトランスレーションを行った上で、音読やオーバーラッピング、リード&ルックアップ、リード&ライトを行うことで、その英文を生徒自身のものにさせていくのです。

普通のことを普通にするだけで、中学生の英語の成績は間違いなく伸びます。学校の授業のサポートをするという「美味しい」部分だけをいただいてしまいますが、「わかった!」という表情を生徒が見せるときはいいものですね。