Chief blog塾長ブログ

2022.07.11

壁を乗り越える!

今になって振り返ってみると、ずいぶんと私は親に大切にされたと思います。「公務員1馬力」の家庭でしたが、亡父の母校でもある私立中学校に入学させてもらい、大学も一人暮らしをさせてもらいました。今の自分の人間関係の基礎は中学~大学の時なので、年を取れば取るほど感謝も深くなりました。

「教育業界」にいる人は、「教育」と「教科」に軸足が分かれると思います。前者は林竹二・デューイや教育史・心理学に興味関心があり、後者は(英語についてならば)語学に面白さを感じるでしょう。

私は圧倒的に「教育」に興味があります。人間が成長し、社会の一員となり、社会のために働き、社会はその人のために動き、次の世代を育て、老年を迎えていくのかということを考えることが多い。(「いつか死ぬわけだし」という気持ちを自然に持てる年齢になってから、若いときのような山っ気はなくなりました。) 生徒に対しても、「壁を乗り越えることで成長する」ことをサポートしたいという思いが中心で、その手段が私には英語に過ぎないわけです。だからこそ、英語の教え方にもこだわるし、授業中に乗り越えられない壁があるようなら、その場で授業の進め方を変えます。その結果として受験があり、合格すればお祝いをしますし、不合格でもやり遂げられたことに敬意を表します。「頑張りが報われない」ことが人生ですから。

乗り越えるべき「壁」とは、何かを最後まで続けることだと思うんですよね。完成させる覚悟や勇気を持ち、ゴールまで歩いて行くことは自分の意思で可能です。しかし結果がどうなるかはコントロールできないことですから、それは「結果に過ぎにない」。ただ、その結果を受け入れることは自分の意思で可能です。この繰り返しが、その人を成長させ、人間的に豊かにさせていくことではないかな。そこに寄り添う親と子どもの関係がはっきり出てくるのは子どもが大人になったときでしょうね。

英語では、いくつかの「壁」で苦労するケースがあります。語順と名詞が、「壁」です。たとえば、、、

Q.なんとなくで英語を理解していますが、どうすればいいですか?
A.語順を意識しましょう。英語の語順は「主語」+「動詞」+「目的語」+(どこ)(どのように)(いつ)(理由)になっています。「主語」には「は/が」を、「目的語」には「を/に」をつけます。
I bought this book in Chiba yesterday. → I bought this book ( in Chiba ) ( yesterday).

Q.名詞ってなんですか?
A.名詞とは「しりとり」で使うグループのことです。 book(「しりとり」で負けてしまいますが)のように1ごの場合は「名詞」、this bookのように2語以上のまとまりだと「名詞句」といいます。主語と目的語は100%名詞(名詞句)で、補語も名詞や名詞句のケースが多くあります。

暴力的なまでに短い説明ですが、ここが分かるだけで、英文の読み方の感覚が変わる中高生は多くいます。